買うときは、ほぼ流れに乗っていた
我が家は、ハウスメーカーさんにお願いして注文住宅を建てました。土地探し・契約・設計・住宅ローン・引き渡し——その都度説明は受けていたはずですが、正直かなり流れに任せていました。
「次はこれを」「この書類を用意して」「ここにサインを」と案内してもらえるので、細かいところまで自分たちで理解していたかというと、かなり怪しい。だから今回、売るとなったとき、まず思ったのは「え、どうしよう?」でした。
買うときですらよくわかっていなかったのに、売るって何から始めるの? 不動産屋さんに行くの? 査定って何? いくらで出せるの? そもそも我が家、売れるの?——わからないことだらけでした。
まず、不動産屋さんに相談
そんなとき、頼れる存在を思い出し、不動産屋さんに正直に伝えました。「できれば、買った金額くらいで出したいです」と。
返ってきたのは「出すのは自由です」。ただし、価格設定はかなり重要だそうです。最初に高く出しすぎて売れず、少しずつ値下げしていくと、見る人に「まだ下がるかも」と思われる。結果的に、思っていた金額より安くなってしまうこともある、と。
「売れたらラッキーの高値で出す」のか、「現実的な金額で早めに売る」のか。ここはかなり悩みました。家を売るって、単に「この金額で売りたいです」と言えばいいものではないんだなと感じました。
Web広告に掲載されるまで
査定や価格の方向性が決まると、不動産屋さんが写真撮影・間取り整理・物件情報のまとめなど、Web掲載の準備を進めてくれました。そこから1か月弱で、Web上に我が家の情報が掲載されました。
自分たちの家が不動産サイトに載るのは、なんとも不思議な気持ちです。「この家、誰か見てくれるのかな」「いいなと思ってくれる人、いるのかな」。期待と不安が入り混じって、掲載ページを何度も見てしまいました。
注文住宅を売って分かった注意点
今回の経験で、家を売るときに大事だと思ったことがいくつかあります。
- 家はきれいに使う:壁・床・水回り・収納・外まわり。日々の使い方があとから効いてきます。
- 注文住宅はこだわりすぎると売りにくい:自分たちに最高の家が、他の人にも最高とは限りません。我が家はまさに間取り表記がそれでした。部屋として使えるのに広告上は部屋数にカウントされない——いわゆる "1LDK+S+S" のような個性的な表記になり、検索条件から外れやすいのです。
- 価格設定は慎重に:高すぎて売れず値下げを重ねると、「まだ下がるのでは」と思われる。最初の設定が想像以上に大事でした。
土地選びは、やっぱり重要
売る立場になって、土地選びの重要性も改めて感じました。駅に近いか、坂が少ないか、土地の広さが一般的か、部屋数が使いやすいか、周辺環境はどうか——これらは売るときにかなり効いてきます。
ちなみに我が家は坂の多いエリアでした。笑 横浜なので坂はあるあるですが、売る側になると気になります。土地の広さも、扱いやすい広さの方が検討されやすいのかもしれません。リビングだけ広くて部屋数が少ない、かなり個性的な間取り——住む人にハマれば最高ですが、売るときは少し難しくなることもあるのだと学びました。
家を売るのは、思った以上に「現実を見る」作業だった
最初はもっと単純に考えていました。相談する→査定→広告→誰かが買う。でも実際は、自分たちの家をかなり客観的に見る作業でした。
私たちにとっては思い出のある大切な家。好みを詰め込んだ大好きな家。でも売るとなると、「間取りはどう見えるか」「価格は妥当か」「検索条件に引っかかるか」「他の人が住みたいと思うか」という視点に切り替える必要がありました。
正直、少し寂しさもありました。でもそれ以上に、「本当にこの家、売れるのかな?」という不安の方が大きかったです。
ここから我が家は、Web掲載された家に内見希望が来るのを待つことになります。(#7へ続く)