タイムリミットつきの家探し

横浜の家は売れることが決まり、私の仕事もなんとか決まりました。ちなみに横浜で払っていた住宅ローンは月2⚪︎万円。そこから長野での家賃を考えると、かなり現実的に見ていく必要がありました。

そして横浜の家を出る日は決まっているのに、住む場所がまだ決まっていない。今思うと結構ギリギリでした(笑)。Webで探し続けた結果、候補は3件まで絞られ、いよいよ内見へ。

1件目|築13年の3LDK——家より「ご近所」で見送り

最初の物件は築13年、3LDKの一戸建て。家そのものは普通にきれいで、間取りも問題なし。「全然アリやな」と思ったんですが……実はほとんど記憶がありません(笑)。

なぜなら、内見の前後に、近所の方から少し文句を言われたんです。内容は大したことではなかったんですが、「もし住むなら、この方と長い付き合いになるんかな?」と思うと不安になりました。家は毎日帰る場所。私たちはご近所の雰囲気も大事にしたかったので、この時点で候補から外れました。

2件目|キッチンが最高だった家——気になったのは目の前の道路

2件目は築14年、これまた3LDK。独立型のキッチンが良くて、料理中も集中できそう。1階にリビング、2階に各部屋、収納もしっかり、駐車場も2台分。かなり好印象でした。

ただ一つだけ気になったのが、家を出てすぐの道路。そこそこ車が通るんです。当時、長男は小学校入学前、次男はまだまだ小さい。元気いっぱいの男の子二人、突然飛び出す可能性もゼロではありません。そう考えると少し不安が残りました。

3件目|一番きれいだった家、家賃は12万5千円

最後の物件は築10年。3件並んだ同じデザインの一戸建て賃貸の真ん中でした。正直、最初に見た瞬間から「おっ」となりました。

1階はリビングで、カウンターキッチン。料理をしながらリビングの様子が見えるので、子どもたちが遊んでいても目が届きます。これは大きかった。さらに家の前に車が2台停められて、外には倉庫もある。そして何より、3件の中で一番きれい。

家賃は12万5千円。横浜のローンを払っていた頃と比べても、この家賃なら学費と家賃の両立がクリアできる金額でした。気になる点は、家の前の道を出るとそこそこ交通量のある道路だったこと。ただ、家の目の前は住人しか通らない道だったので、2件目より安心感がありました。

決め手は「目が届く」「収納」「状態」、最後は直感

私たちが選んだのは——3件目でした。決め手は、キッチンからリビングが見えること(子どもが小さい我が家にはかなり大きい)、収納、家の状態、そして家賃。最後は、家に入った瞬間の「なんとなく」の感覚でした。理屈じゃない部分もあります。

夫婦で見終わったあと、「ここやな」と意見が一致。割れることも覚悟していたので、これはありがたかったです。

ついに、移住が現実になってきた

横浜の家が売れた。仕事も決まった。そして長野の家も決まった。少しずつですが、移住が現実になってきました。

とはいえ、ここからが本番。次は引っ越し準備です。家族4人分の荷物、横浜での思い出、子どもたちの環境の変化——やることは山ほどありました。(#12へ続く)